(目的)
第1条 相川正道賞(MASAMICHI AIKAWA MEDAL)は、故相川正道博士のマラリア学における功績を記念して、マラリア学の発展に寄与した研究・業績に対して一般社団法人日本熱帯医学会が表彰するものである。
(受賞対象者)
第2条 マラリア学における基礎または応用研究において顕著な成果を挙げ、その貢献が著しいと認められるもので、原則として毎年1件選考する。
2. 受賞対象者の資格は、推薦を受けた時点で日本熱帯医学会の会員歴が5年以上であることを必要とする。
3. 選考基準は以下の通り。
- マラリア学における優れた原著論文が関連雑誌に公表され、その筆頭著者または連絡著者であること。当該研究の内容が、本学会大会で報告されていることが望ましい。
- マラリアの臨床研究・流行対策研究等で顕著な業績を挙げ、疾病克服への貢献が著しいと認められるもの。
(選考委員会)
第3条 相川正道賞受賞者の選考のために選考委員会を設ける。
2. 選考委員会は全理事をもって構成する。
3. 選考委員長は理事長がつとめる。
4. 選考委員会の開催は委員の1/2以上の出席を必要とする。委任状の提出は、出席と見なさない。
(選考)
第4条 選考委員会は、年度始めに評議員に受賞候補者の推薦と調書の作成を依頼する。なお、選考委員会委員も推薦人となることができる。
2. 選考委員会は、推薦を受けた候補者について審査を行い、単記無記名投票のうえ有効投票数のうち過半数を得たものを受賞者に決定する。
(報告)
第5条 委員長は、選考過程および結果について理事会および評議員会に報告する。
(表彰)
第6条 理事長は、受賞者に対し、その年度の大会において、賞状およびメダルを贈呈してこれを表彰する。
(受賞講演)
第7条 受賞者は,その年度の日本熱帯医学会大会において,受賞論文の内容を発表する。
(補則)
第8条 この規程の解釈及び運用について疑義が生じたときは、理事会の決するところによる。
2. この規程に定めるもののほか、選考にかかわる必要な事項は、理事会の議を経て別に定める。
3. この規程の改正は、理事会が必要と認めた時に、その議を経て評議員会の承認を得る。
付則
- 本規程は2011年11月5日評議員会で承認され、総会で報告されたもので、2012年1月1日から施行する。
- 本規程の改定は2020年3月19日の理事会、同日の評議員会で承認されたもので、2020年3月19日から施行する。
- 本規程の改定は2022年10月7日の理事会、2022年10月9日の評議員会で承認されたもので、2022年10月9日から施行する。
第7条に基づく「相川正道賞」選考規程に関する申し合わせ事項
(2011年11月4日理事会)
- 選考委員会委員は、評議員からの推薦が期限までに無い場合は、候補者の追加推薦を行うことができる。
- 推薦書および候補者調書の様式は別紙(様式1、様式2)のとおりとする。
- 投票にあたっては、白紙は有効、候補者以外の名前を記入したものは無効として扱う。
- 3名以上の候補者における投票において有効投票数の過半数を得た者がない場合は、上位2名について決選投票を行う。
- 同数のときは、委員長の決するところによる。
- 選考委員が候補者となった場合、当該委員は選考委員会における審議及び投票に参加することができない。